2022-10-02
思い出すととても恥ずかしいのですが、私にはBガールだった時代があります。
肌を焼いて派手な格好して毎週末clubに行っては調子に乗っていました。当時の自分の写真を見るとチャラいなぁぁというか誰?というか..とにかく「封印!」ってなります。まぁ誰だってそんな時代.. あるよね!
そんなBガール時代、グラフィティアートが大好きでした。グラフィティアートの本をたくさん見て研究して、ノートに描いて練習してました。壁に描くのもちょっとだけ憧れていたけれど、当時とても問題になっていたし、捕まりたくはなかったので、clubで知り合ったオーガナイザーやDJにデザインできるよ!ってプレゼンして、イベントのフライヤーだったり、DJのステッカーにグラフィティロゴを描いてclubに置いてもらっていました。
いくつか作っていたのに、データがどこにも残っていません。
なんてもったいない事をしたんだろう。っていうか当時はフロッピーデスクだった。懐かしすぎるよフロッピーデスク。
グラフィティアートが好きだった理由ですが、かっこいいっていうのが一番ですが、描いた人の強い主張を感じるし、社会に訴えかける力強さに惹かれたんだと思う。
スプレーで一発描きというのも最高にかっこいい。command+Zが使えない世界。
その後NYに友達と弾丸旅行した事があるのですが、NYのグラフィティを見た時は感動したのを覚えています。
ただ、この記事を書くにあたって改めてグラフィティアートについて調べたら横浜のところどころにあったグラフィティアートエリアが全て撤去されてた事を知りました…センスよくてかっこよかったのに..やはりグラフィティアートがあると治安が悪い印象になってしまうのだろうか。
違法な場所で勝手に描いて、誰かを困らせたり迷惑をかけてるのは絶対に違うと思うし、しかもそれがダサいグラフィティだった場合もう最悪な気持ちになる。
だけど、やっぱり素晴らしいグラフィティは「アート」だと思うから、グラフィティという言葉だけで拒否反応を示さず、自由に描いていい場所は残しておいてほしいなって思います。
…さて、Bガール時代から時が経ちまして、
アニオタの時代です。
そうです。ここでもアニメの話です。
グラフィティアートの歴史とか書く流れなのに、アニメです。
皆さんは「ヒプノシスマイク」というコンテンツを知っていますでしょうか?
「ヒプノシスマイク(略してヒプマイ)」はアニメからのスタートではなく、音楽原作キャラクターのラッププロジェクトとして音楽と音声ドラマでスタートしました。
スタートしたのは17年9月だったのですが、19年8月までに公開された全ミュージックビデオの動画再生回数は計1億5000万回に達し、瞬く間に人気になり、オリコン一位も取りましたし、2019年には経済効果100億円超で賞もとっています。そんな事から日本の有名なラッパーの方々も注目し、たくさんコラボもしています。
私が5年前にヒプマイの存在を知った時は、いやいやいやいや、アニメキャラでラップって。。どうなの.. って不安に思っていたのですが、動画を見て、かっこよく仕上がっていてびっくりしたのを覚えています。そしてグラフィティを使ったアニメが良い。ここにきてグラフィティとアニメ絵がいいなと思う時代が来るとは思わなかった。
あと流石声優さんなだけあって声もよければ聞き取りやすいしラップも上手い。キャラになりきって声を変えてラップしてるのは本当に凄いとしか言いようがない。
まぁ、普段アニメを全く観ない友達に紹介したら引かれたので、やはり無理な人には無理なのですが、私はヒプマイの動画クリエイターさんは毎回すごいなぁって思っています。グラフィティ好きだったのかな。
好きじゃないと描けない気がする。
ちなみにヒプマイのストーリー設定はこちらです↓
武力による戦争が根絶され、女性が覇権を握るようになったH歴。男性を完全排除した中王区(ちゅうおうく)と呼ばれる区画で、女性による政治が行われるようになった。そこで定められたH法案により、人を殺傷するすべての武器の製造禁止、及び既存の武器の廃棄が命じられた。しかし、争いは無くならない。争いは武力ではなく、人の精神に干渉する「ヒプノシスマイク」にとって代わった。このマイクを通したリリックは、人の交感神経・副交感神経等に作用し、様々な状態にする力を持つ。
各ディビジョン代表のMCグループは、争いに親和性のあるラップを使ってバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたテリトリーバトルが始まる。
なんのこっちゃい。
街中にグラフィティアートが減ったとはいえ、都内を散歩しているとたまにかっこいいグラフィティアートに出会うことがあります。(たぶんちゃんと許可をもらって描かれているハズ..)
皆さんも散歩する際にちょっとだけ壁に注目してみてください。