2023-01-17
ごきげんよう。
一度やらなくなると、とことんやらなくなる人間だという事が、この度このブログの更新頻度で証明されましたが、それは本当によくないねって事で、ブログを再開しようと思います。
好きな事、書きたい事はまだまだいっぱいある。
そんなわけで今回は去年の年末に観た熱い映画について語らせてください。
今熱い映画と言ったらもうこれしかないですね。
そう。映画「スラムダンク」
昔人気だった漫画「スラムダンク」の映画化です。
こちらの映画、公開してから現在まで週末興行収入ランキング7週連続1位を記録しているそうです(凄い!)
映画を観終わった後、やっぱりスラムダンクって面白いね!って友達と興奮してしまって、帰ってから無性に漫画を全巻読み返したくなったのですが、作者 井上雄彦先生のこだわりでスラムダンクは電子書籍化していないそうで、久しぶりに漫画を全巻大人買いしました。
スラムダンクが昔ジャンプで掲載されていた頃、クラスのほぼ全員がスラムダンクの漫画とアニメを見ていて、スラムダンクがきっかけでバスケ部に入った子が多かったです。
最近知って驚いたのですが、自分がよく遊ぶとても仲の良い友達は皆元バスケ部でした。(ちょっとこわい)
しかしここで誤解を恐れずに言うと、スラムダンクが大ブームだった当時、実は私は漫画もアニメも見ていませんでした。
なんで見てなかったのかと聞かれても、もう記憶にないのですが、「見てない」っていうと必ず「人生半分損してるよ」と言われ、それがなんだか気にいらなかったのか、“あえて見ていない”みたいな感じでかっこつけて、尖っていたかったんだと思います。(厨二病、痛いね。)
そんな私がスラムダンクを初めて読んだのは20歳の時だったのですが、徹夜で一気に全巻読んでしまって、読み終わった後
「本当に人生半分損してた!10年損!」
と認めました。心からそう思えた漫画は後にも先にもスラムダンクだけです。
それくらい熱かった。
そんなスラムダンクですが、大分昔の作品になってしまったので、今の10代20代は読んでいない人の方が多く、しかしとてもいい話なので是非読んで欲しいのだけど、どうしたら読んでくれるんだろうって考えた時に
とりあえず映画を観てみて!!
ってなりました。
スラムダンク好きの間では今回の映画には賛否両論あるけれど、観た事ない人に興味を持ってもらえる入口になったと思うので、今この時代に映画になって良かったなぁと感じています。
昔の漫画で終わってほしくない。
そんなわけで、ここからは漫画スラムダンクで自分の好きポイントを5つほどご紹介します。
漫画画像は載せれないので、私が即興で描いたイラストと合わせてご覧ください。(※クレームは一切受け付けません)
漫画のスラムダンクの始まり方は、スポーツ漫画臭が一切なく、主人公の桜木花道がモテたいがために、一目惚れした子がおすすめしてきたバスケをチャラついた気持ちではじめます。
桜木花道がバスケの知識ゼロなので、バスケのルールとか詳しくなくてもとても読みやすいです。
最初はギャグ漫画として面白く読める。最初の入り口が絶妙にうまいなって思います。
(ヤンキーでちょっとだけノリ古いけど、時代だなって思ってそこは暖かい目で見て欲しい)
スポーツ漫画が苦手な人も入りやすい。
主人公が負けず嫌いなので、チャラついていた気持ちからどんどん本気になっていきます。
主人公の桜木花道は基本バカなのですが、行動が常識とかに囚われず、素直でぶっ飛んでて面白い。絶望的な時でも何かしてくれるんじゃないかって思ってしまう魅力ある人物です。
そして有言実行していく姿がかっこいい。桜木花道を見てると、やりたい事や目標は言葉にした方がいいんだなって思います。
桜木花道好きの為、桜木花道ばかりピックアップしてしまっていますが、彼以外にもスラムダンクは登場人物が皆とても魅力的です。
ちなみに今回の映画の主人公は桜木花道ではないのですが、それはそれでとても良かったです。
チームの描き方が本当にすんばらしい。綺麗事でまとめていないし、全員俺が俺が!って自己主張の強いメンバーで、決して“仲良し”ってわけではないのに、試合をすると最高のチームになる。
特にゴリの話は何回読んでも泣く。ネタバレになるので詳しくは書けないのだけど、どれだけ一人が目標を高く持っても、皆がそれについてこなかったらチームは絶対に強くならないし、従うだけでも強くならない。ついてこれない人は去っていく。
同じ意識とスタンスで全員がいられたら最強のチームになるんだなと。そんなお互いを高めあえるメンバーに出会える事って凄い事だよねと。ゴリの涙を見て思いました。
そしてなんだかんだ言いながらもお互いの事を尊敬しているのがわかる。最高。チーム翔北最高。
この試合が今回の映画で描かれているのですが、もう…この試合にスラムダンクの全てが詰まってる。
最後まで諦めなかった人、ボールを追い続ける人が勝つんですよ。とてもシンプルな事なんだけど、このシンプルが一番難しいと思う。そしてチームワークとは、勝つとはどういう事なのか。
それを素晴らしいタッチで描くんですよ。もうラスト1分のカットなんて息をするのも忘れるくらい見入ってしまう描写で、
漫画として本当に凄い。映画もよかった。傑作。井上雄彦天才。
スラムダンクの漫画の凄いところは終わらせ方にもあります。当時人気の漫画はだらだらと引き延ばされる作品が多い中で、一番盛り上がったところでスパッと終わらせます。
初めて読んだ時は、えぇ、もうちょっと観たいよ!!って思いましたが、今はあの終わり方しかないよなって思っています。
それくらい最後が最高の試合だった。
学生時代に読むのもいいけれど、大人になってから読むとよりグッとくるシーンがたくさんあります。
このブログを読んでスラムダンクに少しでも興味を持ってくれたらとても嬉しいです。
それでは最後にこの動画で締めたいなと。
同年代の数人でカラオケに行くと最後らへんに絶対に歌う人がいて100%盛り上がる曲。
アニメスラムダンクOP曲「君が好きだと叫びたい」
画角に時代を感じる