2023-03-09
2023年2月13日、漫画家の松本零士先生が亡くなりました。
松本零士先生は『宇宙戦艦ヤマト』『キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』など、誰もが知っている作品を世に出した方です。
今回は私が子供の時にハマり、アニメ好きになったきっかけでもある「銀河鉄道999」について語りたいと思いました。
私の銀河鉄道999の歴史は、完全に父親の影響で、私が幼稚園の頃に、999好きだった父が借りてきたビデオ映画を一緒に観たことからはじまります。
そしてなんと今なら期間限定で現在youtubeの東映アニメーションチャンネルで銀河鉄道999の映画が観れます!
映画は2時間でぎゅっとまとまっていますが、原作はもっと色々な星を巡って主人公が様々な経験をするので、漫画の方が話はずっと長く、ラストも映画と少し違ったりします。映画を観てハマった方は漫画も是非読んでみてほしいです。
そんなわけで、銀河鉄道999の魅力を3つほどまとめてみました。
列車で宇宙を旅するというのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からアイディアを持ってきたそうなのですが、やはり鉄道で宇宙旅行をするというのがいいですね。ロマンしかない。
しかも、美人なお姉さんと。
ここだけ聞くと、主人公の鉄郎ウハウハじゃないか。と思われるかもしれないですが、割と話が重いです。
舞台は未来の地球からはじまります。未来の地球は、富裕層が永遠の命を手にするために、高価な機械の体を手に入れて暮らしていて、貧困層の生身の人間達を迫害しています。
主人公の鉄朗も生身の人間で、序盤に「人間狩り」をしていた機械伯爵に母親を殺され、復讐を誓います。そんな時、無料で機械の体になれる星アンドロメダ行きのパスを持ってるメーテルと出会い、「機械の体になりたい!」と、アンドロメダを目指して、銀河鉄道999に乗り込み冒険がスタートします。
そしてメーテルにはある秘密があります。最後まで観て、全てを知ってから改めて観るとガラッと見え方が変わるし、きっとさらにメーテルのことが好きになります。
もうお気づきかと思いますが、私は昔からメーテルがめちゃくちゃ好きです。いい女代表、メーテル。
やっぱりそれぞれで出会う星での物語が面白い。
毎回死にそうになったり、何かしら訳ありな事があって、その話が毎回とても深い。その星を出たあとに、本当に大事なことはなんなのか、主人公も観ている自分も色々と考えてしまいます。
ここは観る人によって感じ方も捉え方も違うと思うので、是非ネタバレとかを見ずに観てほしいです。
話が少し逸れるのですが、作者が銀河鉄道999に強い影響を受けたと語る「キノの旅」という小説とアニメがあるのですが、影響を受けただけあって、設定が似ています。そしてこの作品も大変面白いです。
銀河鉄道999が素晴らしのはラストシーンだと思います。(漫画と映画で少し違うけど)どちらかというと私は漫画のラストの方が好きなんだけど、大人になるってこういう感情を乗り越えた先にあるよなと。思います。
はい。もうネタバレになるので、これ以上はやめておきます。
それ以外にも銀河鉄道999で好きだなと思うのが、松本零士先生の違う作品のキャラクターが出てきたりします。そうして私は「キャプテンハーロック」にもハマっていくのでした。
今回松本零士先生が亡くなったことで、「影響を受けた!」という漫画家の人たちがたくさんいたことがわかりました。
海外でも大変人気で、ダフトパンクともコラボしています。
このコラボは当時とても驚いた記憶があります。偉大だなぁ…
この先の世代にも先生の作品は受け継がれていくと思います。
ご冥福をお祈りします。
最後に。私の友人1人しか興奮しない気もしますが、専門時代に寮の同部屋の子とハマった映画内で流れる曲の動画も紹介させてください。30歳頃にカラオケで友人がこれを歌った時、震えました。
名曲だなぁ…